脱毛で「やけどを負った」というクチコミなどを、見かけたことがある方がいるかもしれません。脱毛は肌に熱を加える特性があるので、実は、やけどをしてしまうリスクがゼロではないのです。やけどしてしまうと、治るまでは脱毛が続けられないですし、悪化すると深刻な症状を引き起こすこともあります。
やけどを予防するためにやってはいけないNGな行動や、万が一やけどしてしまったときの対処法などを簡単に解説します。
この記事の目次
やけどする理由って?
脱毛でやけどをしてしまう原因はいくつかあります。脱毛を受ける前に、やけどのリスクや原因についても知っておくことが大切。1つずつ説明していきます。
脱毛機の使い方が適切でない場合がある
これは、施術する側のスタッフが技量不足の場合や、脱毛機の使い方を間違えている場合に起こります。以前大阪で無資格者の脱毛によりやけどが治らない事故が発生し、医院長が逮捕された事件がありました。
多くのスタッフは脱毛機の扱い方の訓練を受けていますが、まれに適切でない照射レベルで施術がおこなわれるなど、スタッフの技量の問題でやけどになってしまうことがあります。
肌への負担が考慮された脱毛機でない
サロンやクリニックで採用されている脱毛機が古く、肌への負担に配慮されたものでないと、やけどにつながる可能性が少なからずあります。
脱毛機は時代とともに、なるべく痛みやリスクを減らせるよう進化しています。最新の脱毛機は、脱毛が肌に負担をかけることを考慮し、その上でトラブルが起こらないように作られています。
旧式や中古品の脱毛機では、最新の技術が搭載されず、肌への負担が大きいままのことがあります。
施術中の出力レベルが高すぎる
施術中の照射レベルが高すぎると、やけどにつながります。
施術中痛いのに我慢を続けると肌がダメージを受けてしまうので、あまりにも痛いときは絶対に我慢せずスタッフに伝えて出力を調整してもらうようにしてください。
脱毛機の出力レベルは高い方が1回の脱毛効果も高く出やすいですが、無理しすぎてやけどを負ってしまうと、脱毛が続けられなくなることも。照射レベルの強さにこだわりすぎず、痛いときは申告するのがベストです。
事前処理が不十分だった
脱毛に行く前には、脱毛部位のムダ毛処理が必須です。
しかし、この事前処理が不十分なまま脱毛を受けると、脱毛機が剃り残した毛に反応してやけどしてしまうことがあります。施術前にスタッフが剃り残しのチェックを行うので、剃り残しがあるまま脱毛することはほとんどありませんが、事前処理は適当に済ませずにしっかりと行うようにしてください。
脱毛後に飲酒や入浴をした
脱毛後に注意しなければいけない行動の一つに、飲酒や入浴、激しい運動があります。脱毛後は肌内部の温度が上がって火照りやすいので、さらに体温が上がるような行動をすると、やけどのリスクを高めてしまいます。飲酒や入浴は日常的によく行う行動ですが、脱毛後は避けてください。
脱毛前後に日焼けした
また、脱毛前後の日焼けもやけどの原因となります。脱毛前の日焼けもNGですが、脱毛後も同様、要注意です。脱毛期間中はUVケアを念入りにしておくのがおすすめ。サロンやクリニックから、脱毛前後に避けるべき行動について説明があるので、しっかり守ってください。